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2020/09/24 16:28

世界最高峰のコーヒーの品評会といえばBest of Panamaといっても過言ではないでしょう。

コーヒーの評価手法によって採点していき点数をつけるのですが、パナマは入賞スコアが他の国より段違いに高いです。

例えばコスタリカの2020年の品評会では1位が90.27点、グァテマラでは91.06点が優勝ロットのスコアでした。

(スコアだけが美味しさの基準ではないです。ただ目安にはなります。)

一方でパナマはゲイシャナチュラル部門では94.5点、ゲイシャウォッシュド部門では95点が優勝ロットのスコアです。

それだけ全体のレベルが高いパナマの品評会で3部門で入賞した農園のロットが届きました。


Kotowa農園





コトワ農園は、農園主であるリカルドコイナーが所有する4つの農園の総称です。
所有している4つの農園は,Don K, Rio Cristal, Tradicional, Duncanです。
以下に簡単な紹介です。

Don Kは主にゲイシャ、パカマラ 、カトゥーラを栽培している区画です。
ボケテの西部、標高1700-1750mに位置しています。気温は13-22℃。
2012年にBest of Panamaでゲイシャナチュラルで1位を取っています。

次にRio Cristalはゲイシャ(グリーンチップとブロンズ両方栽培しているそうです)とパカマラ を栽培している区画です。
標高は1700-1850m 。気温は13-22℃。

Tradicionalは1300-1400mとわりと低めの標高に位置しています。
気温も15-26℃と他の区画よりはやや高めです。
主にウォッシュドプロセスのカトゥーラを栽培している区画です。

Duncan


そして今回入荷したDuncanはゲイシャ(グリーンチップとブロンズ両方を栽培)とカトゥーラを栽培している区画です。
標高は1650-1750m、気温は12-22℃。
除草剤、化学肥料を使用しない区画です。アメリカとヨーロッパで、有機認証を取得しています。
バルー火山の東側に位置していることで、1−2月には太平洋側からの雨、夜間には気温が12℃まで下がるなど、独特な気候環境が特徴です。
火山性の土壌によりミネラルが多く、また、コーヒーチェリーの糖の形成を促進するベストな気温と、非常にいい環境が整った区画です。
その区画から今回入荷したのは、今年Best of Panamaで2位を受賞したロットと同じ品種、発酵方法のロットです。




-Kotowa Duncan Caturra Anaerobic-

店頭でよく名前が長すぎる、呪文か!と言われますが、これはまだ短い方です。
(過去一番長かったのは多分ブラジルダテーラマスターピースイエローカツアイセミカーボニックマセレーション)

Kotowa農園Duncan区画で栽培されたカトゥーラ種を酸素のない状態で発酵させたアナエロビックのロットです。

アナエロビック由来の、グレープのようなコクとフルーティーな香りが特徴。
コクを伴った微発酵のグレープのようなフレーバーが心地よく長く続き、最後にピーチのような酸味のするコーヒーです。
甘みと香りがすごく強く、飲み終わった後も心地よい風味が持続します。

パナマコーヒーの栽培技術の高さ、また発酵技術の高さが味わえるコーヒーです。
日本では扱っているところはほとんどない希少なロットです。


<Kotowa Duncan Caturra Anaerobic>

Roast---Light-medium/浅-中煎り
Mouth Feel/口当たり-----medium/中間

-Flavour Image-
Fragrance/香り---Grape/グレープ
Flavour/フレーバー---Grape/グレープ
Acidity/酸味---Peach/ ピーチ
Sweetness/甘み---Honey/ハチミツ